日々を綴る

      2005.6.水無月より

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デッドエンドの思い出

インターネットは便利な物ですが、気が付くとあっという間に時間が過ぎて行く時があって、ビックリさせられます。
活字を読んだり、文字にしてみたり、言葉にしてみる方が、心から楽しいなっと思える瞬間が多い事を最近は良く感じます。

よしもとばななさんのデッドエンドの思い出を読み終えました。
五つの短編小説から成るこの一冊。
どのストーリーにも、それぞれショッキングな出来事が登場して、読み手は皆ドキっとさせられます。
でも、物語の続きは、劇的な結末ではなく、どこか温かく、心の奥底で密かに願っていた様な、幸福感すら味わわせてくれる物でした。
不思議な感覚。

「ばかみたいだけど、これまで書いた自分の作品の中で、デッドエンドの思い出と言う作品が一番好きです。
これが書けたので、小説家になって良かったと思いました。」
ばななさんがあとがきに寄せたこの気持ち、分かる気がします。

暮れ行く夕日を見ると泣きたくなる気持ち。
季節の風を感じた時のあの瞬間。
過ぎ行く時間の経過と切なさ。
繰り返される感受性の波は、決して無駄じゃなかったんだと教えてくれた一冊でした。
ばななさん流の幸福論。
時折、心が痛くて切なくなりました。

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