2015.11.10 Tuesday
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2005.6.水無月より
カヌレ、カヌレ、カヌレ。
呪文のように。
「秘密の扉」と呼んでいた、その扉を通り抜けるのも、
この日で最後になるのかと思うと、少し寂しい。
お店の奥まで続く、小さな通路がいつもより夢の中の様に思えた。
ぼんやり、靄がかかったみたいに。
小さな人を連れて、可愛いふたりに会いに行く。
ここで、大好きなバナナココナッツタルトとカヌレに出会ったんだな。
そんな事を思いながら。
久しぶりの再会を喜んで、新しいお店のハナシを聞いた。
興味深々。
ふたりの物語は、次の章へと進んで行ったんだね。
フェッタン、フェッタン、フェッタン。
呪文のように。
新しい場所でも、
お菓子の魔法が、また生まれてゆく。